「入門書として最適」 おすすめ度:
投稿日:2004-07-20
生命科学ひいては生命倫理に触れようとする者にとって、本書は格好の書といえるだろう。多岐にわたる問題設定が、生命科学というもの持つ「多様性」を示している。一見、ばらばらに見えるテーマ設定も「生命」というものを共通の問題設定とすることによって、複合性を体現することを可能にした。
もちろん、もっと深く学びたいものにとっては、テーマごとについての記述が浅いとみる向きもあるだろうが、著者たちも現在日本の先端を行く研究者で構成されていることを考えれば、現状を知るといった意味で充分「濃い」本である。
買って損なし。