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活性酸素と老化制御―多細胞社会の崩壊と長寿へのシナリオ

大柳 善彦/井上 正康
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活性酸素と老化制御―多細胞社会の崩壊と長寿へのシナリオの詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:共立出版
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活性酸素と老化制御―多細胞社会の崩壊と長寿へのシナリオのカスタマーレビュー

「活性酸素に絞った老化研究専門書」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-09-19

 近年ますます高齢化社会への懸念が高まる中、いかに健康に年を重ねるか、という研究は今後も盛んになっていくと思われる。そういった流れにおいて、老化研究に焦点を当てた書籍が数多く出されている。本書もそういった中の一冊である。
 老化研究の専門書というと、その多くは遺伝子系の(特にテロメア関係)記述が大半である。それに続いて大衆の興味も大きい「脳」関係の話となる。しかしながら本書の特徴として、活性酸素に焦点を絞っていることが挙げられる。
 「活性酸素は悪」という社会通念がある中、いざ専門的に研究しようとしても、その作用機序はきわめて広範に及ぶ。そのためどこから手をつけてよいのかわからなくなってしまうことが往々にしてある。そのような時、本書は良い道標となってくれるに違いない。
 活性酸素の一般的な作用機序の説明に始まり、それに伴うNO代謝の記述、食事の影響や抗酸化物による老化予防戦略と、活性酸素にまつわる分野が幅広く取り上げられている。内容もコンパクトにまとめてあり、図表も多くわかりやすい。
 日本語で活性酸素と老化の関係を概観したい方にぜひお勧めである。