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脳の話 (岩波新書)

時実 利彦
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脳の話 (岩波新書)の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:岩波書店
脳の話 (岩波新書)のカスタマーレビュー

「脳についての入門書」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2008-07-20

知人に入門書としてよいと薦められ読みました。正直非常に古い本(1962年 第一刷 1995年第56刷!)なので友人の勧めがなければ読んだかどうか。

ただし、入門書としては非常によいと思います。
脳研究の歴史、生物学的にみた脳の進化の過程、脳の各部分働き、そしてそれらを確認するため先人達が行ってきた実験などを、非常に分かりやすくまとまっています。

特に現象や各種実験については、実験の詳細を一般人に分かりやすく、具体的な数値を列挙して説明しており、なるほど昔の人はこういった現象からこういった疑問をいだき、こういう実験でそれを確認したのか。といちいち感心しました。

(しかし、図の説明に時々分かりづらいところがあったので、星4つとしました。)

「少し古いが,入門としてよい」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2008-03-15

脳のことについて興味があり,何冊か読んでみました.本書は,脳研究の解説入門書的な本です.脳についてはまだまだ分からないことが多いと思いますが,45年も前に既にこれだけのことが分かっていたのかということには驚きました.

感覚や運動,感情,学習,記憶,内臓制御などそれぞれの機能について脳がどのように関わっているのかということが分かり,改めて動物は脳によって操られているということを感じます.

脳のことを,特に古典的な脳研究について,ざっと知りたい方にはよいのではないでしょうか.

「脳に生理学的・哲学的にせまる」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2004-11-15

脳・意識などの哲学的な問題に、生理学的に迫った古典的実験を数多く紹介してくれている名著だと思います。今流行りの分子生物学でなくても、脳や意識の本質にこれほどにまで迫れるのかと思わせてくれます。
1892年ゴルツの「大脳のないイヌ」、セチノフの「断頭カエル」、ブロペックの「食べ過ぎるネズミと食べないネズミ(摂食中枢・満腹中枢)」、オールズの「快楽に溺れるネズミ(自己刺激法)」などなど、古典的・画期的実験に詳しいので、興味のある人は読んでみて損はないと思います。

脳の重さは、生後一ヶ月がサル、三ヶ月がアウストラロピテクス、十一ヶ月がジャワ原人、三歳が北京原人、十歳がネアンデールタール人に相当するらしい。

著者の言葉じゃないみたいだけど、言葉の本質はロゴス的契機とパトス的契機が立体的に統合されたものというのは面白いと思いました。養老孟司の「唯脳論」に通じる物があるなあと思いました。