「やっちゃった」 おすすめ度:
投稿日:2007-10-21
この著者たちは,R・ドーキンスが心配していた誤読を,しっかりやっちゃっています.ドーキンス自身,著書の中で誤読しないよう繰り返し言明しているのに・・・.本当に「利己的な遺伝子」を読んだのか,甚だ疑問です.
また,竹内久美子氏の「そんなバカな」を好意的に紹介し,「小児喘息で実際に死ぬことはない」との一文を引用している.一方,日本小児アレルギー学会では,小児喘息の死亡数の推移が報告されている.著者の中原氏,医大卒の医学博士のはずですが,どう解釈したものか・・・.
この本は,世間一般にドーキンスの理論がどのように誤解されているかを知る参考としては,基本を押さえていて良いと思います.しかし,ドーキンスの理論を知ろうとするのであれば,多少しんどくてもドーキンスの著書を読むべきでしょう.