「高校生には読めない」 おすすめ度:
投稿日:2007-12-29
売れっ子学者と呼んでいい丸山工作先生の中公新書。
いくつか面白いエピソードからの研究者人生の考察が効いているが、最後までちゃんと読むのは難しい。
なぜなら、高校理科の知識だけでは話が追えない。
あとがきに、反応式のある第10章は飛ばしても良いと書かれているが、化学式が比較的少ない前半ですら、
話をきちんと追うのは難しい。後半はとくに読みにくいが、書くのに時間をかけてないのではないか?
教科書で2ページに書かれていることを200ページにしてロマンを味わってほしいと書かれてるが、
教科書のその2ページを理解していないと200ページの筋は追えない。
わかっている人にしか伝わらない本。
こう書いちゃだめという見本なのだろう。