「無題。」 おすすめ度:
投稿日:2004-01-31
抗うつ剤を使用し始め、それがどのように作用するのか。
気になってしまい、・・・「当事者」として読みました。
この本は、そのメカニズムの解説本です。
SSRIが登場するまでの抗精神薬の歴史、その作用。
(非合法)ドラッグの作用、副作用。
そして最もメジャーな「プロザック」の説明は、図を交えて
(決して分かりやすいとは言えませんが)セロトニンの効果等を詳しく解説。
自分には興味深い内容でしたが、「治療の助け」的な本ではないと言えます。
・・・理解しても、この本が齎すものは、せいぜい患者自身に
とってはプラセボ効果ぐらいですしね。(でもプラセボ効果は重要ですが)
予備知識、と思いましょう。
「精神病の物質面についての概論書」 おすすめ度:
投稿日:2003-12-23
セロトニンを中心とした脳内物質のバランスが、うつ病などの精神疾患に大きな役割を果たしている・・・という話題をはじめ、精神病の物質面を概説した本。肉食が必要な理由など、栄養面の話題もおもしろい。これを知らないと、うつ病で摂食障害になった場合、よけいに悪化させてしまうことがあるかもしれない。
うつ病の社会的面にはそれほど紙面が割かれていないが、全く無視しているわけではないことは、プロザック服用者の日記を紹介しているところからもわかる。精神分析の没落についても、功罪を含めて客観的な批判が行われている。
一定の専門知識を前提として書かれた本なので、他のレビュアーのコメントにもあるように、医学的知識になじみがない読者には敷居が高いかも知れない。しかし、日常的な治療でもSSRIがよく使用されるようになっているので、ある程度つっこんで薬のメカニズムを理解したい患者やコメディカルには役立つ本であろう。
私自身も、個人的にここ10年ほど、脳内物質の研究について十分フォローする機会がなかったので、再勉強のため読ませて頂いた。
「専門的すぎる」 おすすめ度:
投稿日:2003-01-30
精神医療に投薬はかかせない。その薬物の現状と今後を詳しく記述している。経験豊富な著者なりの意見、展望が盛り込まれており、専門的な内容。
ただ、全体的にまとまりに欠く点がある。著者自身もあとがきで編集者からの依頼で、加筆、削除、訂正を繰り返したとしている。
精神科医、薬剤師向けではあるかもしれないが、患者やその家族にとっては不向きと言わざるを得ない。
「難しすぎるかも」 おすすめ度:
投稿日:2002-08-23
内容的に高度で初心者には難しすぎるかも。あるいは字体が小さいから
読みにくいのかも知れないが、一度読んだだけでは理解出来ない。
沢山の薬物(薬品名)や人物名・エピソードが出てくるが、本当に
必要なのだろうか疑問に思う。うつ病の患者が自分を見つめなおす、
あるいは病気と正面から向かい合うための本ではなさそうだ。
健康な人が、じっくりと時間をかけて読むタイプの本のようだ。