「もう寄生虫を嫌がらない」 おすすめ度:
投稿日:2007-03-21
釣った魚を食べる際に気になる事の一つに寄生虫が挙げられると思います。この本を読んでみると今まで何となく思っていた悪いイメージは一変しました。「寄生虫の感染を受けていない生物はいない」ほど、自然界にあふれている事。その生き抜くための面白いシステム、生活環の複雑さなど読み進むにつれて、多様な生物と一緒に同じ地球上で苦労しながら生残って来た面白い生物なのだと分かりました。
寄生虫の特徴・性質を利用して、宿主(寄生された生物)の系群が分かったり、生活形態、食物連鎖の解明の手がかりになったりと、私たちにとても有益であった事実には驚きでした。残念な事に、これらに関わる研究者が少なく、未だ知りたい事が多く残されている事。世界的に協力し合って進めている事等、著者の仕事を少し垣間見た感じです。
是非一度、海の生物に興味ある方は読んでみる事をお勧めします。今までと違ったもっと広い世界が見えてくると思います。